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本から選ぶ直感メッセージ(16)「誰も、あなたの人生を変えてはくれない」20160716

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おはようございます。心理カウンセラーの八納由美子です。

 

直感で選んだ本から、直感でページをめくり、言葉を選びます。

その言葉から思い浮かぶメッセージを綴っていきます。

  

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  「誰も、あなたの人生を変えてはくれない」

       《落ち込んでいるときに勇気がでる49の言葉 本田 健 著》

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「あなたは人生の運転席に座っていますか?
人生のハンドルは誰が持っていますか?
アクセルやブレーキは誰が踏んでいますか?」
 
2日間のライフワークスクールで、1人の参加者の質問に対して、こちら
から投げかけた質問の1つです。
 
私のことを思い出すと、子供の頃は、親が運転席に座り、私はその横に座
っているだけで安心でした。
 
それが中学、高校、大学に進むにつれ、親が運転席に座っていることに違
和感を感じ始めました。それは当然のことなのに罪悪感を感じ、親から運
転席の座を取り戻したのは30歳前半でした。
 
それは、親(特に母親)からこの役割を取ってしまうと、親は途方にくれて、
生きる意味を失ってしまうのではないかと思ったからです。母親は「子供が
生き甲斐」が口癖で、私は母親の期待に応えるような選択を無意識に取って
いました。それが親孝行だし、当たり前だとも思っていました。私は26歳
で結婚しましたが、結婚後も妻であるよりも母の長女子供であることを優先
させていました。運転席にはかろうじて座っていましたが、ナビとブレーキ
は母に任せていました。
 
でも、33歳の時、私が生きたい人生と母が私に生きて欲しい人生は異なる
ことがはっきりする時がきました。それは、学校を辞める時でした。
 
私は学校を辞めることを両親に一切相談しませんでした。反対されると思っ
たし、うまく納得させることができるとも思っていなかったので、事後報告
にしました。
 
今でも、レストランの個室で、父と母を前にして、「学校を辞めようと思う」
と震えながら話したことを思い出します。
 
母は「辞めるのはもったいない」を連発していましたが、父は「由美子が自
分の人生を生きたいと言っているんだから、いいじゃないか」と言ってくれ
ました。
 
父は仕事が忙しくて、物心がついた頃から親しく話した思い出がなく、私に
は関心がないんだろうなあと思っていたので、この言葉には本当にびっくり
しました。このことは、父との関係が良い方に変わっていった、大きなきっ
かけになりました。
 
その場はこれで収まったのですが、数日後、母からすごく長いメッセージが
きました。そこには「母親に相談しないような娘に育てたなんて、お母さん
の育て方間違っていた」というようなことが延々と書かれていました。私は
「娘が決めたことを応援してくれないなんて、ひどい」と思いましたが、実
際に会って話を聞くうちに、母は私のことをすごく心配していること、すご
く悲しんでいることに気づきました。
 
私は母に「今まで育ててくれて本当にありがとう。お母さんが今までいっぱ
い愛情をかけて育ててくれたから、私は素晴らしい人生を生きてきたと思う。
けど、これからは自分の力で生きていきたいんよ。夫婦で生きていきたいん
よ。でも、また、お母さんにも相談するね。これからもよろしくお願いしま
す」
 
すると、母は本当に安心したように「これからもお母さんでいていいのね。
やっとぐっすり眠れる」と言いました。
 
本当は結婚した時にする会話だったのでしょう。
私はやっと決心ができて、運転席に座りました。
 
同時、私は母の運転席には誰が座っていたのかな、と考えました。
ひょっとしたら、座っていたのは私かも。お互いの運転席を譲り合っていた
のかな、と思いました。
 
あれから約10年。母は私の生き方を応援してくれています。母は元来ネガ
ティブな思考の持ち主なので、そこは変わっていませんが、心配=愛情と変
換して、愛情を受け取るようにしています。
 
人生の運転席に座る、ということはとても責任のいることです。でも、決して
一人で運転しているわけではないのです。前を走る車もいれば、並走してくれ
る車もいれば、時にはレッカー車として助けてくれる車もいます。それは、運
転席に座っているからこそ見える風景だと思います。
 
「あなたは人生の運転席に座っていますか?
人生のハンドルは誰が持っていますか?
アクセルやブレーキは誰が踏んでいますか?」