カウンセラーになりきる

こんにちは。心理カウンセラーの八納由美子です。

 

私が教師を辞めて、カウンセラーを目指していたことの話です。産業カウンセラーの資格を取得し、カウンセラーとして活動を始めようとしてきたとき、「カウンセラー」と名乗ることに躊躇していました。

 

資格は取った。でも、活動は始めていない。正直、ちゃんとやっていけるのだろうか、、、。一言で言うと、カウンセラーとして自立することに「怖い〜!」との感覚を持っていたのだ思います。

今となれば、単に「カウンセラー」でいいと思うのですが、「◯◯カウンセラー」の「◯◯」に入れる言葉にすごく悩みました。本格的に活動を始めることを先延ばしにしていたのでしょう。「◯◯が決まらないから、始められない」と本気で悩んでいました。

ある時、メンターに「カウンセラーとして活動していないのに、カウンセラーと名乗ることに抵抗がある。でも、カウンセリングはしていきたい」という悩みを話したところ、次のような答えが返ってきました。「誰だって、最初はみんなそんなもんだよ。だから、嘘っぱちだな、とか、ほとんどお客さんもいないのに見栄を張っているな、と思っても、『カウンセラーとして、活動しています』と言えばいい。言っているうちに、現実が追いついてくるから」

その言葉に半信半疑な思いながら、「何されていますか?」「カカ、、カウンセラーです」と自己紹介をしているうちに、段々つっかえずに言えるようになりました。

その後、料金やサービスなど、周りが決めてくれるようなことが起きました。例えば、料金。お試し価格を設けていたのですが、自信のなさから、正規料金に切り返す時期を模索していました。ですが、ある時、正規料金をお試し価格に変えるのを忘れて、カウンセリングのちらしを何名かの方に配布しました。そして、受け取った方のお一人がカウンセリングに申し込みをされ、正規料金を支払われました。これがきっかけで、お試し価格期間は終了しました。

また、ある時、パートナーと2人でカウンセリングを受けたい、という方がいらっしゃいました。前々から、パートナーでのカウンセリングをやりたいなあ、と考えていたのですが、時期尚早と考えていて、躊躇していました。でも、依頼があったので、慌てて紹介文や料金設定を決めました。自分の意志もありますが、やり続けたら、周りの状況が押し上げてくれるのだ、と思います。これからも、どんな展開があるのか、意志を持ちつつ、流れに乗っていくつもりです。