変化が見えにくい期間の乗り越え方 20190920

 
 
心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。

何か習い始めたら、一気に上手くなりたいと思うし、ダイエットのため、お菓子をやめたら、すぐに痩せたいと思う。

 
でも、実際は(人によりますが)、楽器や英会話は上達した成果が現れるのに、最低2、3ヶ月から半年は必要です。お菓子をやめても、数字として体重が減るのは、早くても2週間後です。
 
やり始めてから、成果や効果が出るまでのこのブランク。このブランクの間、例えば、お菓子をやめても、表面的にはまったく変化がないように見えます。特に、毎日自分の姿を見ていると、よほどの変化でない限り、気がつくことはありません。また、日によって代謝は異なるので、お菓子を食べないようにしてるのに、体重が増えることもあります。
 
「お菓子食べないダイエットしているのに、変わらない(または、増えてる)」
 
モチベーションは下がり、「お菓子を食べなくても食べなくても、変わらないじゃない!」とお菓子を食べないこと自体をやめてしまいます。体の中では、お菓子を食べないことでいい成果が出始めているにもかかわらず、です。
 
人は表に出ない変化は気づきにくいし、いくら「いい変化は起きている」と聞いたとしても、目で見えないことには疑いの気持ちが湧きます。
 
ですので、乗り越える方法としては、「目に見える形」「やっているが一目瞭然」なものを用意します。一番簡単なのは、カレンダーと赤ペンです。
・お菓子を食べない日に赤ペンで丸をする
・5日目、10日目、15日目、、、にあらかじめ印ををして、それぞれの日に自分へのご褒美を用意する(アロマバスにする、糖質制限してあるお菓子を食べるなど)
 
また、2週間までは体重の増減に一喜一憂するのを避け、体重計には乗らないなど、モチベーションを下げると思われることを書き出して、それらをしないようにすることも大切です。
 
そして、自分を褒めることも忘れずにすること。「私、がんばってるね」「よくやってると思うよ、私」と自分に声をかけることは、大きな励みになります。