「だらける」「怠ける」。・・・その前に。 20201019

 
 
 
心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。
 
朝。
いろいろとやらなくれたいけないことは山積みなのに、やる気にならない。
朝は一番作業効率がいいことはわかっている。
 
テレビっ子だった私。今は家にはテレビはないけれど、TVerがある。
何もしたくない時、TVerを見たい衝動にかられる。
 
「そんなに見たいなら、見ればいいじゃん!」と心の声。そう、見ればいい。けど、見たら見たで、ずっとネガティブ思考が頭の中をぐるぐる駆け回ります。
 
・何もせずにテレビ見て、ダメじゃん!
・この間にも、努力する人はすごいがんばってるんだよ!
・こうやって、どんどんやることが溜まっていくねー!
 
結局、楽しめず、心は晴れず。ネガティブな言葉を自分に投げ続けた結果、体に疲労が溜まる。現実は「時間だけが過ぎていった」。あーあ、、、。
 
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真面目で、完璧主義で、自分への合格点が低い人(私ですが)は、「怠ける自分」「だらける自分」にとても厳しいのです。とりわけ、朝から何もしないなんて、許せません。
 
けど、朝からやる気が出ない日はあるし、「人間だもの、心のままに従ってもいいじゃない」と思う日もある。けど、「何もしない自分は役立たず」と思っているので、そんな自分を許せず、自分に「ダメだダメだ」と呪いをかけていく。
 
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これは自分ですが、本当にめんどくさい性格だなと思うのです。
「こんな性格イヤ」と思って、そうでない人になろう、と努力した日もありました。でも結果、分かったことは「性格は変えられない。生まれ変わらないと無理だ」ということ。
 
だから、このめんどくさい性格を、どう受け止めて、どう付き合っていくか。この2、3年で、自分なりの「”めんどくさい性格の自分でもいいかあ”対策法」がいくつか出来上がりました。
 
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その中の1つです。
 
「怠けてTVerを見る」前に、「しなくてはならないこと」「1つだけ」します。数分で終わる「しなくてはいけないこと」です。例えば、私なら、
 
・トイレの簡単掃除
・食洗機の食器を食器棚に戻す
・5分間、体操をする
・脳トレ(4分)する など。
 
どんなに数分でも「怠ける」前に「やったこと」「できたこと」があります。そして、例えば、脳トレをやったなら、「脳トレやった!」と口に出し、「がんばった」と自分を褒めます。頭の中では「脳トレ、たった4分だし」とのバッシングワードが浮かびますが、それはそれとして、まったく気持ちがこもっていなくてもいいので、「脳トレやったね、がんばったね」と褒める。ここがすごく大切です。
 
こうすることで、「だらける」「怠ける」自分も許せるようになります。
 
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何度も書きますが、めんどくさい性格だな、と思うし、この一連の作業も本当にめんどくさい。でも、これが私です。
 
一生付き合っていく自分。
だったら、ちょっとでも好きになれたら、その方が生きるのはずっと楽。
それでいい、と思います。