ネガティブな夢からの気づき 20210707

 
 
 
ネガティブな思考を持つ傾向のある方は、ふいに、過去の失敗体験が頭に浮かび、その時に感じた感情も思い出し、そこから数珠繋ぎのように、「あれもダメだった」「これも嫌だった」と思考を巡らせる時があります。
 
私は夢に見ます。大学生時代と教師時代の失敗の夢。
 
大学時代の夢は、
・予習をせずに授業の臨み、答えられない
・試験なのに、全く勉強せずに受けて、ほとんど白紙
・なぜか、バスを乗り間違えて、行けども行けども大学にたどり着けずに、授業や試験に遅刻してしまう(結局、たどり着けない)
 
教師時代の夢は、
・授業が始まって、準備をしていないことに気づく
・試験なのに、試験問題を作ってもいなくて、印刷もしていない
 
夢を見ている間、冷や汗はかくし、心臓はドキドキするし、生きた心地がしません。
 
そして、目覚めて「夢だったー」とホッとするのもつかの間、
「なんで、あんな夢を見るのか?」
「よくないことが起きる前兆なのか?」
とあれこれ考えてしまい、大学生なんで、30年近く前なのに、未だに夢に見るなんて、おかしいのではないか?と答えの出ない自問自答を始めてしまって、疲れ果てていました。
 
ーーー
 
ある時、この失敗の夢は実際に起きたことなのか?と思い出してみて、「あれ?」と思いました。
 
「1度もこんな失敗したことない!!」と。
 
夢があまりにリアルすぎて、実際に失敗したんだ、と思い込んでいましたが、事実にない。
 
「ん?じゃあ、この類の夢を見るのはどんな時なんだろう?」
 
思い返すと、
・何か、新しいことを始める時
・大きなイベントをしようと決めた時
・新年度(お正月中)
 
つまり、今までに経験していない「新しい」何かが始まる(始める)時に、私は、この種の「失敗」の夢を見ることがわかりました。
 
「何歳になっても、いくら経験を積んでも『初めて』は怖い。夢は無意識と繋がっている、と言われて
いる。と、言うことは、私は自分で感じているよりも、今からやろうとしていることが怖いんだなー」
 
そう思うと、失敗の夢を見ることは、嫌なことというよりは、がんばろう、としていることの表れなんだな、と自分に対して、優しい気持ちになりました。
 
ーーー
 
それにしても、実際にしていないのに、まあ、あんなに種類豊富な「失敗」のパターンを作成して、夢に見るなんて。
 
「大学のたどり着けない」夢なんて、何種類製作したことか!
・いつのまにか大学の場所が変わっていた
・知らない間に、我が家が他の県になっていて、新幹線通学が必要だった
・走っても走っても、信号が全部赤でズゴイ時間待たされる、
など、ありえないものばかり。
 
才能としか考えられないです笑
 
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ネガティブなものの考え方を変えようとしても難しいです。変えるのに、何十年もかかってしまう。だったら、「仕方ないな」と受け入れる。
 
できるのなら、「ネガティブのチャンピオンだ!」とクスッと笑った方が生きるのはずっと楽だ、と思います。