慢性的なネガティブ思考を止める方法

まじめで、物事を真剣に、それもネガティブに捉え、考え込む傾向にある人はその思考を止められなくなります。「こんなこと考えていても仕方がない、やめよう」と思えば思うほど、思考の渦に飲み込まれて、抜け出せない。このように、頭の中で過去の失敗体験や嫌な経験に伴うネガティブな記憶を、延々と、繰り返し思い出すことを、反芻(はんすう)と言います。

 

反芻して、はっと気づくと、日が落ちかけている。「今日、一日、私は何をやっていたんだ!?」強烈な自己嫌悪に襲われて、気持ちはずっと落ち込んだままです。半日、下手をすると1日、どっぷりはまって抜け出せないこともあります。多くの人は反芻をやめられない理由を「私の考え方が悪い」「性格は暗すぎる」と自分のせいにします。でも、それは違います。そして、改善の方法もあります!

 

それは、「実況中継」という方法です。これは認知療法の一種で、やり方は次の通りです。例えば、「将来、私、どうなっちゃうんだろう?」という考えが頭に浮かんだら、「将来、どうなるのかなあ、という不安が頭に浮かんだな〜」と声に出して言います。とにかく、頭に浮かんだネガティブなフレーズに「〜が頭に浮かんだんだ」と付けて、声に出して言います。声に出すのが難しいときは、心の中でもいいです。「声に出すことでネガティブな考えにフォーカスするのでは?逆効果なのでは?」と思われるかもしれません、逆です。声に出すことで、いい意味で注目しなくなるのです。次々に思い浮かぶことを、全部声に出していきます。

 

最初はなかなかうまくいかないかもしれません。それは、反芻が習慣化しているので、実況中継を始めても、すぐに習慣化された反芻をしてしまうのです。ですが、それにもめげずに根気強くやっていくと、次第にネガティブな考えの渦に飲み込まれなくなります。さらには、ネガティブな考え自体が頭に浮かぶ頻度が少なくなってくるのです!「ネガティブを考えないようにしよう」と思うほど、ネガティブな思考に飲み込まれ、ネガティブな思考をあえて声に出すことで、ネガティブな思考が止まります。

 

この方法は、大人だけでなく、お子さん(小学生1年生の女の子も、お母さんのサポートでできました!)にも有効です。