心が重い日は、まず「腕をねじる」だけでいい!

心と体は密接に繋がっています。

頭では分かっていても、日常生活の中では、つい「心の問題」と「体の問題」を切り離して考えてしまいがち。
でも、実はそれが悪循環のはじまりです。

たとえば、体のどこかがコリ固まっていると、血流やエネルギーの流れが滞りやすくなります。
そんな時、人は無意識に気分まで重くなり、ネガティブな感情に飲み込まれやすくなります。

「何もしたくない」「気が乗らない」「動こうと思っても腰が上がらない」ーーそんな経験、ありませんか?

心理カウンセラーとして多くの方とお話をする中で、こうした「動けない」状態に悩む方は本当に多いです。
でも、その背景には、心の問題だけでなく「体のコリ」も大きく関係しているケースがあります。

コリは心のコリとも繋がっている

長時間のスマホやパソコン作業、家事の繰り返し、知らず知らずのうちに肩や首、腕はこわばっていきます。
そして体が硬くなると、呼吸も浅くなり、気分が落ち込みやすくなります。

「最近何だか気が重い」「やる気が湧かない」と感じた時は、心のメンテナンスだけでなく、まず体をゆるめてみることをおすすめします。

簡単! 道具なしでできる「ねじりメンテナンス」

私が日常的に行っている、効果抜群の方法をご紹介します。
やることはたった一つ、「ねじる」だけ。

① 片腕ずつのねじり
・片手を肩の位置まで上げ、横に伸ばします。
・肩を中心に、腕から手首までを前後にねじります。
・ギリギリまでねじると、体が自然に前に折れたり後ろに引っ張られる感覚が出てきます。その動きに身を任せてください。

② 両腕の逆方向ねじり
・両方の腕を肩の位置まで上げ、横に伸ばします。
・左右の腕を逆方向にねじります。
・ねじれなくなるまでしっかりねじります。

③ 指の形で効果を変化
・腕をねじる時に、指を伸ばした状態と曲げた状態の両方を試してみましょう。
・この変化によって、ほぐれる場所が微妙に変わります。

心も頭もスッキリする!

実際にやってみると、腕や肩まわりがじんわり温かくなり、肩の可動域が広がるのを感じるはず。
首のあたりで「コリっ、ポリッ」という音がすることもありますが、これはほぐれたサイン。

体がゆるむと、自然と呼吸も深まり、心の緊張がほぐれます。
心がほぐれると、思考もクリアになり、行動するエネルギーが戻ってきます。
心理学でも「ボディーワーク」は心のケアと相性が良いことが知られています。

「最近やる気が出ない」と感じたら、まず腕をねじってみましょう。
それだけで、驚くほど心も体も軽くなることがあります。
今日からぜひ、日常の習慣に取り入れてみてください。