こんにちは、心理カウンセラーの八納由美子です。
今回は、2015年11月15日に開催された、「本田健広島半日セミナー」での出来事についてです。14年間勤めた学校を辞めて、早8年。最近では、FBで教え子から友達申請を受けて縁が復活し、一緒にランチを食べたり、お酒を飲みに行ったりすることもあります。が、卒業以来会ってない教え子が圧倒的で、元気にしてるかな〜?と、時折思い出していました。
本田健さんのセミナー当日、私が会場のロビーに立っていると、一人の女性に声をかけられました。
「八納先生ですよね!?」
「そうですけど、、、!? あっ!!」と私。
「覚えてらっしゃいますか? S子です」
「目の当たりに面影ある! もちろん覚えてるよ」・・・教え子でした。
話しを聞いてみると、今、県外で女医をされていて、広島に帰省したタイミングで、本田健さんのセミナーに来られたとのこと。申し込みの際、本田健さんのHPで私の名前を見て(本田健さん考案のライフワークスクールのナビゲーターの一人として、HPに載っているのです^^)セミナーに行けば会えるかも、と思っていたのだそうです。
「私、ずっと英語を使う仕事に就きたくて、先日、アメリカの医師の国家試験を受けに行ったんです」とS子さん。
「すごいね〜。うわ〜、すごい!」と、「すごい」を連発していた私に、S子さんは言いました。
「私、先生に英語を習って、それで英語が大好きになったんです。だから、先生にずっとお礼が言いたかったんです」
私は驚きのあまり絶句して何も言えませんでした。それから、じわ〜と涙が溢れてきました。本当に嬉しくて、S子さんに何度も何度もお礼を言いました。
教師時代の記憶が一気によみがえりました。教師は本当にやり甲斐のある仕事で、一生懸命努めました。また、教え子と
の思い出は本当に楽しくて、今思い出しても笑ってしまうこともたくさんあります。
でも、同じくらい、うまくいかなかったことやできなかったことへの後悔も多くありました。(在職中、「うまくいかないことが起こり、青ざめる」という夢を何度も見て、「夢でよかった、、、」と安堵していました)
だから、教師時代を思い出すと、いい思い出と嫌な思い出が複雑に混在して、等式で表すと、「いい思い出」<「悪い思い出」という感じでした。辞めて8年経った今では、それも懐かしい思い出に変わっているし、教師をしたことで自然と身についたこと、カウンセリングやセミナーをする上で話をしたり、聞く姿勢が自然に身についているなど、上の等式は変わりつつあったのですが、今回、等式は完全に書き換わりました。「いい思い出」>「悪い思い出」
教師としてのいい思い出も悪い思い出も全部受け入れて、全てが今の自分を作り、今の自分につながっている。頑張っていた当時の私を思い出して、いっぱいほめました。いっぱい抱きしめました。
実は今回、他にも2人教え子がセミナーに来ていました!生き生きとした姿にエネルギーをもらいました。こんな奇跡のような出会いを体験できる!教師は本当に素晴らしい職業だと思います。そして、私は、カウンセリングやセミナーを通じて、教職に携わる方々の力になりたい、との思いが一層強くなり、日々活動しています。