おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。
まずは、「できっこない」という考えが出てきたら(1)をご覧ください。
できている事実があるにも関わらず、「できない自分」を現実化するのは、
いくつか理由があります。
その中の1つは「自分はできない人だ」という「思い込み」です。
頭の中は常に
「自分はできない人だ」
というセリフがリフレインしています。
「プレゼンをしてほしい」と頼まれると、
まず、頭に浮かぶのは「できないよ〜」です。
できた事実がある場合でも、頭の中の思考は「できない」方向に向かいます。
また、以前にプレゼンに成功した場合でも「あそこはこうすればよかった」
と思うことは誰にでもあります。
例えば
「出だしはもうちょっとにこやかな感じで進めたらよかった」
「あの場面では、質問を受けた方がよかったな」など。
これは普通は改良点であり、次回以降の反省材料です。
ですが、「できない自分」という思い込みにのまれていると、
「できなかったこと」として記憶されてしまうのです。
「成功したこと」も「できなかったこと」になってしまう。
いつの間にか、記憶が改変されているのです。
このことに気づくことが、まず、大切です。
(続く)