ネガティブな感情をどう扱うか?(2)〜過去を思い出すのが辛い状態に陥る〜20180213

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おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。
 
 
をご覧ください。
 
 
物事をネガティブに捉え、
悲観的に考える傾向にある人は、
何十年の前の経験を思い出すときでも、
まるで2、3日前に起こったことのように
感情をリアルに感じます。
 
 
「感情をリアルに感じる」ことができるのは才能です。
このような人は、共感性が高く、想像力が豊かで、
芸術の面でも秀でている方が多いのです。
 
 
でも、感情をリアルに感じることで、
本来なら「楽しい」経験が書き換わり、
過去の経験自体、思い出すことが辛い状況になってしまいます。
 
 
もちろん、辛い過去の体験を思い出す必要はありません。
 
 
でも、過去の経験の中には、その人の「才能」が
たくさん溢れています。
 
 
例えば、子供の頃にクレヨンで絵を描くのが好きで、
幼稚園から帰ったら夕食の時間まで夢中で描いていた。
 
これは間違いなく「才能」です。
 
でも、気がついたら、画用紙からはみ出して、
テーブルの上がクレヨンで汚れてしまい、
母親に「汚れちゃったじゃない!」とちょっと怒られたとします。
 
 
通常、思い出すとしたら、
「テーブルをはみ出すくらい、無我夢中で描いたんだな」
となるのですが、
上記の人は
「母親に怒られた、嫌だった」ということにフォーカスするので、
肝心の「絵を描いた」時の楽しさや時間を忘れるくらい没頭したことを
忘れてしまうのです。
 
(続く)