ネガティブな感情をどう扱うか?(3)〜過去の認識を改める(2)〜 20180216

 

 

おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。

 

まずは、ネガティブな感情をどう扱うか?(3)〜過去の認識を改める(1)〜
をご覧ください。

 

「過去の記憶がネガティブに振れすぎているとしたら?」

の視点から考えて、この方は母親にその当時のことを

聞いてみたそうです。

 

その結果、ご自分の記憶と大きく違う点が幾つかありました。

・父親は自宅近くの会社で働いていたため、夕食はいつも一緒に食べていた。
・この日のことは母親も覚えていた。

理由は、父親が珍しく出張だったこと、

弟が熱が出て看病に大変だったこと、

夕食でこの方が骨が刺さってなかなか取れずに対応に苦慮したこと

が重なって、とても困ったから。

 

また、当時の写真を見ることからも、大きな発見があったそうです。

 

・当時の家の壁は灰色で暗いイメージだったが、

実際はベージュで絵や写真がたくさん飾ってある、普通の家だった。

・弟は大人しくて表情がない、と思っていたが、

写真で変顔をするような、明るい子供だった。

 

このことから、考えると、

 

たまたま父親が不在で、
母親もてんてこ舞いで、
ご自身もとても不安で、
その感情があまりにも強烈だったため、
この感情を何度も思い出すことで、
強化されて、
これが日常だった、と勘違いしてしまった

 

というのは真実になります。

 

このように、客観的な事実で、

思い込みを上書き修正していく方法もあります。