思い出に残る先生(1)〜書道クラブ顧問の先生(2)〜 20180224

 

 

 

おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。

 

 

まずは、思い出に残る先生(1)〜書道クラブ顧問の先生(1)〜 

をご覧ください。

 

夏休みの8月の終わりに1泊2日で、学校で書道合宿がありました。

目的は文化祭の作品を書きまくること。

 

午前中練習して、昼ごはんを食べて、夕方まで書いて、夜ご飯を食べて、夜も書く。

 

例年、日中はちゃんと真面目に練習してました。

まあ、夜は花火したり、学校を懐中電灯を持ってみんなでキャーキャー

言いながら回ったり、教室にひいた布団の中で恋話したりしましたが。

 

 

 

そして、高校2年の夏合宿。

もう一人の同級生が部長で、私が副部長でした。

 

 

そして、合宿の初日がT先生の誕生日でした。

 

 

クラブ員に

「先生の誕生日のお祝いしよう。サプライズで」

と言うと、みんなとっても乗り気に。

 

日中は先生は会議に出席されていたので、
私たちは、プレゼント購入係、ケーキ調達係に分かれて

市街地に繰り出しました。

 

 

練習そっちのけで。

 

 

T先生はある芸能人が大好きで、本当はその芸能人のポスターか

プロマイドを手に入れたかったのですが、どうしても見つからずに、

確か、エプロンにしたと思います。

 

計画上は、T先生が会議が終わる前に学校に戻っているはずが、

プレゼント購入に手間取ったため、学校に戻ったら、

先生は書道教室にいらして、もちろんのこと、カンカンに怒っていました。

 

 

「どこに行ってたの?」の問いに誰もが沈黙。

 

ごめんなさい、としか言えない。

 

 

「日中、サボったんだから、今日中に作品を仕上げなさい!

こんなこと初めてよ、信じられん」
とT先生は怒って、どこかに行ってしまいました。

 

 

それから、数時間経って、先生は戻ってこられて、

普通に作品の添削を始められました。

 

 

部長と他の部員と目が合った瞬間に、サプライズ決行!

 

“♫ハッピー バースディー トゥー ユー♫”

 

T先生は本当に驚いて

「え?このために日中、出かけとったん??本当にあなたたちは、、、」

 

 

ケーキを食べて、ジュースで乾杯して、みんなニコニコでした。

 

 

T先生は、日頃すっぴんで、よく書道室で顔を洗ってらっしゃったのですが、

あの時も洗ってらっしゃいました。

ひょっとしたら、涙を隠すためだったのかなあ??

 

 

翌日の朝、プレゼントしたエプロンを身につけて、

「はい、作品仕上げるまで、帰れんよ!」

といつもの口調で話されていました。

 

 

忘れられない思い出です。

 

(続く)