元教師の小ネタ集(4)〜校則の伝え方編(2) 20180520

 

 

心理カウンセラーの

八納慧果(やのうさとか)です。

 

まずは、

元教師の小ネタ集(4)〜校則の伝え方編(1)

をご覧ください。

 

同僚の先輩の先生の中で、
いろいろなことを相談していた
尊敬している先生がいました。

 

校則に対する考えも
たくさん教えていただきました。

 

その中で、

特に印象に残っているのは、

 

「校則で生徒たちは守られている」

 

です。

 

国に法律があって、

守られているのと同じで、
学校に校則があって、

学校に守られている、
という考えです

 

 

その先生はよく

 

「この学校の先生は

とても熱心。
生徒は口うるさいって

思うかもしれないけど、
この時期に、

真剣に関わる大人が

いるということは、
幸せなことだと思う」

 

とおっしゃっていました。

 

 

新任のころの私には、

十分に理解できなかったのですが、
ある卒業生が次のようなことを

話してくれました。

 

 

「生徒の頃は、

先生がうざくてたまらなかった。

 

けど、大学、社会人になるにつれ、
あんなに注意してくれる大人って

いなかったなって、
先生たちのことを思い出す。

同級生とも話すの。

 

そして、校則、

すっごい厳しくて、

本当に嫌だったけど、
会社や同僚から、

言葉遣いや所作を

よく褒められる。

 

 

それって、

生徒の時に、

自然に身についたもの。
よかったって今、思える」

 

 

その先生がおっしゃったのは、
この生徒さんが話してくれたことと
同じだと思います。

 

(続く)