心理カウンセラーの
八納慧果(やのうさとか)です。
まずは、
と思っている娘さん(2)
「母親は不幸である」
多くの場合、これは事実ではありません。
例えば、結婚相手が転勤族のために
結婚を諦めた女性。
この女性は母親のそばに
いることを選んだわけなので、
この事実をとっても、
この母親は幸せなはずです。
(そのことがいいか悪いかは別にして)
それは突飛な例だとしても、
結婚しても
「娘」として母親の要求に答え続ける存在が
近くにあるということは、幸せです。
では、どうして
「母親は不幸である」ということを
娘は思ってしまうのか?
それは、母親の無意識の洗脳です。
父親とうまくいっていないことの愚痴。
人生を自分の意思で生きることが
できないことの愚痴。
その他、人間関係の愚痴。
責任感が強く、
「私が守らなければ」という意識が強く、
心根が優しい女性は、
この愚痴を一身に背負います。
考えてみれば、
この愚痴を聞いてくれる存在がいること自体、
幸せだと思うのですが、
そこに意識がいかず、
「母は可哀想な、不幸な人だ」
と思ってしまうのです。
(続く)