をご覧ください。
ほとほと困り果てていたある日、
ひょんなことから、
お嬢さんと歯磨きの話になったそうです。
きっかけは、
家族全員の歯ブラシと歯磨き粉が違うことに
お嬢さんが気づいたことでした。
「子供用は、口の中も歯も小さいから、
ここ(ヘッドの部分)が小さいのよ」
「お母さんは、歯と歯茎の間に入りやすのを選んだの」
「お父さんのは電動なの。
歯医者さんに勧められたんだって」
などなど。
歯磨きに興味を持った、と思ったので、
お嬢さんに次のように言ったそうです。
「歯を舌で触ってごらん。
ザラザラしてるでしょ?」
お嬢さんの歯は、おやつを食べたまま、
歯磨きをしていなかったので、
ザラザラしていたそうです。
「歯磨きしてごらん。
ツルツルになるから」
初めてぐらい、
素直にお嬢さんは歯磨きをしたそうです。
終わった後、
「歯を舌で触ってごらん。
ツルツルしてるでしょ?」
「あ、本当だ。すごい!」
「ツルツルになったら、
綺麗になったって証拠よ」
(続く)