あべいづみさんとの対談音声(約25分)、
第2弾をお届けします。
<内容を簡単に箇条書きでお伝えします>
◯あべさんの息子さんが診断を受ける前の状況
・引っ越しをして保育園に預けることが
できなくなり、子供と向き合うように
なって、何かおかしいと思い始めた。
・3歳児健診で指摘され、診断を受けた。
「お母さんのせいではないです。よく一人
で頑張ってきましたね」と言われて、ホッと
した反面、「ことはもっと深刻。私たちの
対応でなく、子供の特性が原因だから」と
夫に指摘されて、ガーンとなった。
・診断を受けた時に、「一生治らない」
「お母さん頑張ってください」と言われて、
当時は診断を受けても、専門的な支援や
受け皿が整ってないことに愕然とした。
◯家族や周りの反応は?
・あべさんのお母さまはかなり心配した様子。
・公園に行っても遊びの輪に入れずに、
一人遊びに没頭したり、道路に飛び出して
しまうお子さんを止めるのに必死だった。
それが辛くなって、人気のない夕方や夜に、
公園に行くこともあった。
◯療育教室や自閉症協会への参加について
・診断後しばらくして、療育センターの
療育教室に参加するようになった。子供が
療育を受けている間、別室でお母さん同士で
おしゃべり。同じ診断を受けた子どもを持つ
お母さんたちと、初めて知り合えたことが、
何より良かった。 何をしてもうまくいかない
時期で「私たち親子は落ちこぼれだ」と、
周りの親子と比べて落ち込むこともあった
けれど、 ひとりで悩んだり孤立したりせずに、
同じ悩みを持つ方と話せる機会に参加できた
ことは本当によかった。
・診断後しばらく経ってから自閉症協会に
入ってみたけれど、初めは積極的に参加する
気持ちにはなれなかった。徐々に「これから
先の見通しや希望を持ちたい」と思い、先輩
保護者のお話会に出かけて行くように。
先輩保護者の体験談はとても参考になった。
・その中で、同年代のお母さんたちと知り合い、
自分たちがやりたいこと、あったらいいなと
思うことをやってみよう、と、会の運営に関わる
ようになった。 一緒に活動する仲間がいたから
踏み出せた。 子育ての悩みも相談したりして、
ずっと支えられてきた。仲間の存在は大きい。
◯「我がコミュ」の会への思い
・「これやってみて、よかったよ」と情報交換したり、
「こんなことで苦しい」「そうよね、そうよね」
とシェアしたり、気楽に気持ちを吐き出す場になれば、
と思っている。