心理カウンセラーの
八納慧果(やのうさとか)です。
「私は娘の小学校で、
つい、役員を引き受けるし、
自分の習いごとの教室でも、
会計などの役割を
引き受けてしまうんです。
やりたくてやっているわけではありません。
でも、先生が困っているのを見ると、
申し訳なくなってしまって、
雰囲気に押されて、
立候補してしまうんですよね。
で、結果、日常が追われてしまって、
イライラすることもあります。」
Nさんは小学生のお嬢さんを
持つお母さんです。
「ついつい引き受けてしまう」癖は、
子供の頃からだそう。
そのため、周りからは
「責任感が強いしっかり者」であると思われて、
中学校に入ると、
クラス役員はNさんがやるもの、
と同級生はみんな思っていたそうです。
「でも、私は本当は
しっかり者なんかではないんです。
人にいい人って思われたいだけなんです。
そんな自分がすごく嫌なんですけど、
断れないし、拒否できないんです」
(続く)