(娘と仲良くなった高校生のお姉ちゃんとの写真。いい出会いしてます、我が娘)
セブ記、思いの外、長くなりました。
たった1週間の滞在だったのに、本当にたくさんのことに気づかせてもらい、これからの人生においての、ターニングポイントになったと思います。
最後は「英語」についてです。
主人と私は「英語を扱えると、仕事も住居も世界に広がる」と話していたし、娘が成長した頃には英語は今以上に必須になるので、「絶対に英語は話せたほうがいい」と娘にも言っていました。
私に関しては、このフィリピン留学前は、英語教師だったにも関わらず、英語への劣等感からの恐怖がありました。また、記憶力が減退している中で、英語をもう一度学習することに「がんばりたい、でも、がんばれるかな?」と疑心暗鬼な状態でした。
でも、毎日の授業で、前向きな先生方と触れ合うことで、英語を間違えることの恥ずかしさはほとんど消えました。(このシリーズの3で詳しく書いたように)また、教師を辞めてからブランクは長いですが、ここ1年くらい、You Tubeを使って英語のリスニングの勉強を再開したことと、1日に8時間も英語を勉強したことで、記憶が蘇ってきたようで、単語や熟語が口から出てくるようになって、とても驚きました。
通った語学学校では、最終日に、先生方と一緒に卒業を迎える生徒さんたちの前で、英語でスピーチをします。スピーチの内容は自分で決めます。主人が「自分の建築の話を英語でする」と早々に原稿を書き、暗記していること知り、ちょっと焦りました。
スピーチの内容を先生と相談している時、「由美子が一番伝えたいことは何?」と聞かれました。私は「初日、英語を話して間違えるのが怖かった。でも、先生方のおかげでその恐怖心はなくなった。自信がついた」そして、「私はカウンセラーなんだけど、日本に住む外国の人に、その人が困っていたら、助けたいと思う。だから、英語をもっともっと扱えるようになりたい」と言いました。それを口にした自分にびっくりしました。1年前に、英語学習を再開した時から、漠然と思っていましたが、口に出したのは初めてでした。
先生は「いいね、いいね。今、それ書いて暗記して、スピーチの練習しよう!」とおっしゃり、その場で英文を書き、暗記して、スピーチがより効果的に伝わるように、アドバイスしてくれました。
最終日、順番は最後。たくさんの人の前で話すのは、緊張しましたが、「これから、私はこう生きたい!」と宣言できた感じで、英語も伝わったようで、とても満足しました。主人のスピーチはエネルギーいっぱいで、拍手喝采でした。娘は緊張して「スピーチはしたくない」と主張し、泣いてしまいました。留学期間で仲良くなった年上のお年ちゃんたちに「この場所から逃げ出さないで、ずっといて、えらいって思うよ」と言ってもらい、頭をナデナデしてもらっていて、「いい出会いができたね」と思いました。
日本に帰ってあっという間に3週間。日常に戻り、いつもの生活ですが、この1週間で経験したことは、色あせていない感じです。
「また、来年行きたい。なぜなら、、、」と娘は、主人にプレゼンしています。
私も行きます、きっと。