悩むことをやめるよりも、解消することに着目を 20200129

 
 
 
心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。
 
・共感力が高い
・物事をネガティブに捉えがち
・問題の解決法を延々を考えてしまう
・悩みごとが次々に思い浮かぶ
 
このような特質は、大きな長所です。
仕事には責任を持って取り組めるので、信頼して任せることができます。
悩みごとなどの話にも、親身になって聞いてくれるので、ほっとできるでしょう。
 
ただ、このような方は、自分のことをよりも他の人の心配ばかりするので、どうしても自分のことは二の次になってしまいます。また、問題がなかなか解決しない時は、その原因が全て自分だ、とも思ってしまうので、気が休まる時がありません。ずっと思い悩み、身も心も疲弊して、何をするにも億劫な状態になってしまいます。
 
では、思い悩まないようにしたらいいではないか、と思うかもしれませんが、思い悩まないようにはするのは至難の技です。逆に「思い悩まないことを止めることができない自分」を責めて、ますます心身ともに疲弊するのです。
 
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なので、このような状態になった時に、どう解消するかがポイントになります。自分なりのリラックス法(気分転換)を複数、用意することをお勧めします。
 
(リラックス方法)
・日常でできること(仕事や学校のあと)
  アロマバスに入る、糖質が少ないお菓子を食べる、美味しいコーヒーや紅茶を飲む(飲み過ぎ、カ
  フェインの摂取には注意)など
・休日にできること(土日など)
  温泉に行く、自然散策する、ドライブする、など
 
(他の思考を加える)
・「また、考え始めたな」と口に出して言う(実況中継法)
・悩んでいることを紙に書き出して、把握する(頭の中で考えると、論理的にならない)
 
(状況を変える)
・悩んでいる自分を客観的に眺めて、「私の母性、隠しきれないわー」と笑う(笑うことで空気が変わ
 る)など
 
 
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など、自分なりにアレンジしていきます。複数用意するのは、選択肢を増やすことで、解消しやすくなるためです。
 
結果、
 
悩む自分を責めることが減ります。すると、物事を冷静に見て、問題解決することにフォーカスできるようになるので、長所として捉えやすくなります。