春先の不調、責めるよりも“上手に休む”を選びませんか?

季節の変わり目、特に春先は体調を崩しやすいもの。昔から「木の芽時」と言われ、身体的にも精神的にもバランスを崩しやすい時期だとされています。寒暖差が激しく、体がついていけずに不調が続くことも。また、本来動物は冬眠をするものですが、人間は冬の間も休まず活動を続けるため、春になってもスムーズに適応できず、情緒不安定になりやすいとも言われています。

こんな時は、ゆっくり休むのが一番。

でも、真面目な人ほど、こんなふうに考えてしまいがちです。

「なんで春なのに体調が悪いの?」 「こんなに弱い自分はダメなやつだ!」 「今日はやりたいことがあったのに、時間がもったいない!」

こうして、体調が悪いだけなのに、さらに自分を責めてしまう。頭の中でグルグル考えすぎて、心が休まらないから、当然、体も回復しにくい。すると、なかなか元気にならず、また自分を責める…。そんなネガティブなスパイラルに陥ってしまうのです。

だからこそ、こういう時は 「早々に諦める」 のが大事!

「今日は休むしかない」と決めたら、思い切ってリラックスする時間を楽しむ。普段は忙しくてできないこと、たとえばDVDを観る、漫画を読む、好きな音楽を聴く…。あらかじめ「体調を崩したらこれをやる」と決めておくと、罪悪感なく休めます。

また、風邪などの場合は、適切な処置をすれば数日で回復するもの。そこで「◯日後には治る」とカレンダーに丸をつけておくと、「もう少しの辛抱」と前向きに考えられます。

軽い不調のときには、ベッドの上でゴロゴロしているよりも、さっと外に出てしまうのも手。近所を散歩するだけでも気分が変わります。ただし、無理は禁物。マスクをする、無理に動かないといった配慮は大切です。

・・・実は、数年前の私の話です。昔の私は、風邪を引くたびに「なんてダメな人間なんだ」と落ち込み、自分を責め続けていました。でも、今はこう考えます。

これは神様がくれた休息の時間。今こそゆっくり休めということなんだな」

そう思うだけで、気持ちが軽くなるし、回復も早くなった気がします。

生きづらさを解消するためには、物事の捉え方を変えてみることが大切。あなたも、体調がすぐれない時は、無理に頑張らず、休むことを楽しんでみませんか?