「ネガティブ思考はよくない」「ネガティブなことは考えない方がいい」…そんな声をよく耳にします。
でも、実際にネガティブな考えが浮かんだとき、「考えないようにしよう!」と必死に抑え込もうとしていませんか?
この「考えないようにしよう」がクセモノです。
逃げる相手ほど追いたくなる心理があるように、ネガティブな思考も無理に押さえ込むと、むしろ頭の中に居座り続けます。
これでは、かえってネガティブにフォーカスしてしまい、抜け出せなくなるのです。
そもそも、「ネガティブ思考はダメ」という考え方自体、ちょっと極端じゃないでしょうか?
優秀なビジネスパーソンは「最悪の事態を想定し、対策を練る」と言います。
そう、ネガティブ思考はむしろ「危機管理能力」の一部。
だから、ネガティブそのものが悪いわけではなく、どう付き合うかが大事なのです。
例えば、「運動しよう!」と決めた途端に、「そんなの無理!」とネガティブな声が聞こえてくること、ありませんか?
「前もできなかったじゃん!」 「続けられるわけないよ!」 「できないなんて最低だね!」
この声を否定しようとすると、ますます強く追いかけてきます。「できるもん!」「いや、できない!」と、まるで子どものケンカ状態。これでは、どんどん気持ちが沈んでいくだけです。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプル。「ネガティブな声と会話する」のです。声に出してもいいし、紙に書き出してもOK。ポイントは、ネガティブな声を否定せず、まずは受け入れること。
ネガ:「そんなの無理に決まってるじゃん!」 私:「そうかもしれないね~。その考えも一理あるね」 ネガ:「でしょ?絶対失敗するよ!」 私:「その可能性もゼロではないね。忠告ありがとう」 ネガ:「……」
ここで、ネガティブな声はピタッと止まります。
なぜなら、反論されると意固地になるけど、受け入れられると、それ以上言うことがなくなるからです。
すると、次に冷静な判断ができるようになります。
「確かに運動は得意じゃない。でも、いきなりハードなことをするから続かないんだ。まずは5分だけ歩くことから始めよう」——こうして、現実的な対策を考えられるようになるのです。
ネガティブ思考に振り回されるのではなく、上手に付き合う。
そのためには、一旦受け止め、冷静になることが大事。
これが、ネガティブに飲み込まれずに前に進むコツです。