あなたは、褒められるとどう反応しますか?
「えっ、そんなことないです!」「とんでもないです!」と、慌てて手を振ったり、首を横に振ったりしていませんか?
一見、謙虚で美しい所作のように思えますが……残念ながら、それ、ただの“拒否”です。
褒め言葉って、相手の「好意のギフト」だと思うのです。
なので、「とんでもない!」と首を横に振ることは、そのギフトを目の前で突き返すレベルの拒否になるのです。
褒めた人は心の中でこう思います。「え?受け取ってくれないの?私の気持ち、否定された?」と。
実際、私がカウンセリングの現場で「褒められたら、『ありがとうございます』って言ってみましょう」と伝えると、多くの女性が目を丸くして驚きます。
だって、彼女たちは心の底からこう信じているんです。「私なんて、褒めてもらえるような人間じゃない」と。
自己肯定感の低さがしみついている人は、褒められると逆に苦しくなってしまいます。
「どうせお世辞でしょ」「気を遣わせて申し訳ない」……そんな思考がぐるぐるして、つい「いやいや」と反射的に否定してしまうのです。
でも、ちょっと考えてみてください。
あなたが誰かを褒めるときって、どういうときですか?
何も感じてない人を、わざわざ褒めますか?
本当に素敵だと思ったとき、嬉しかったとき、感謝を伝えたいとき、ですよね。
それと同じで、あなたが受け取っている褒め言葉も、ちゃんと「本物」の可能性が高いんです。
だからこそ、「そんなことない」と全力で否定するのは、すごくもったいない。
そして、ちょっと意地悪な言い方をすれば、「自分の評価だけが正しい」と思ってる証拠でもあります。
相手が「あなたは素敵ですね」と言ってくれているのに、「いえ、私はダメなんです」と言い張るって、ちょっと失礼じゃないですか?
受け取り上手になるために、まずやってほしいことはひとつ。
褒められたら、「ありがとうございます」って言う。それだけです。
最初は照れくさくて、ぎこちなくて、棒読みになってもOK。
でも、それが“あなたを認めてくれた人の気持ち”をちゃんと受け取る第一歩になります。
言い慣れてくると、褒められることが怖くなくなってきます。
そして、自分自身のこともちょっとずつ認められるようになります。
さあ、次に誰かがあなたを褒めたら、にっこり笑って「ありがとうございます」って言ってみてくださいね。
ギフトを素直に受け取れるあなたは、きっともっと素敵に見えます!