あなたは、心がざわつくとき、誰かに話を聞いてもらうことはありますか?
それとも、「こんなこと、誰にも言えない…」と一人で抱えてしまうタイプでしょうか。
一人で静かに考えて、自分の言動を見つめ直すことは、とても大切な力です。
自分の中で「これはよかった」「ここは変えたほうがいい」と整理して、前向きに行動を変えていける人もいるでしょう。
でも、多くの場合、私たちは自分自身を冷静に見ることが難しいのです。
まるで色のついたフィルターごしに物事を見ているように、偏った視点で自分を責めすぎたり、極端な結論を出してしまうことも少なくありません。
そんなときに大切になるのが、心のうちを素直にシェアできる「相手」や「仲間」の存在です。
ただし、誰にでも話せばいいというわけではありません。
あなたの話に耳を傾けるのではなく、自分の価値観を押し付けたり、否定ばかりしてくる人には、むしろ話さない方がいいでしょう。
心が余計に傷ついてしまうこともあるからです。
では、どんな人に話すのがいいのでしょうか?
それは、、、
「話しただけで、なんだかスッキリしました」
こんな人にです。
実は、言葉にして誰かに伝えるだけで、心の中に滞っていた感情が流れ出すことがあります。
特に、自分の中の「ダメな部分」にばかり目がいってしまう人は、何か困ったことがあっても「誰にも言えない」と抱え込むことで、どんどん悪い想像をふくらませてしまいます。
「きっと最悪の結果になる」と、まだ起きてもいない未来に押しつぶされてしまうのです。
そして、気持ちが沈むと、やる気もエネルギーもなくなってしまう。
結果的に、問題は何一つ解決しないまま、心の中にしこりだけが残ってしまいます。
人間関係の悩みは、誰にでもあるものです。
「こんなことで悩むなんて、自分だけかもしれない」と思って相談に来られる方は、実はとても多いのです。
だからこそ私はいつも、「それ、あなただけじゃありませんよ」とお伝えします。
その瞬間、ふっと肩の力が抜ける方も少なくありません。
「自分だけじゃない」と思えることは、「きっと、乗り越える方法がある」という希望に変わっていきます。
誰かに話すことは、確かに勇気がいります。
でも、その勇気の先には、必ずあたたかく道がひらけています。
どうか、一人で抱え込まず、安心して話せる相手を見つけてくださいね。
その一歩が、あなたを優しく、そして強くしてくれます。