頑張っているのに、報われない。
やるべきことをやっているのに、成果が出ない。
周りと比べて、自分だけが遅れているように感じてしまう——。
そんなとき、ふと、自信を失ってしまうことはありませんか?
「私って、何をやってもダメだな…」
「もう年齢的にも、これ以上の変化は望めないかも…」
そんな風に思って、心がギュッと縮こまってしまう時期があります。
でも、実はその「縮こまり」は、悪いことではありません。
人は、大きくジャンプするとき、必ず一度しゃがみ込みます。
実際の動作でも、深くかがんだ方が、大きく高く飛べますよね。
人生もそれと同じです。
しゃがみ込んでいるとき、自分の視界は地面に近くなります。
だから、周りが見えなくなったり、自分の存在がとても小さく感じたりするかもしれません。
でも、それは「ダメだから」でも「終わりだから」でもないのです。
それは、「次にジャンプするために、力をためている」時期なのです。
私がカウンセリングで出会う多くの方も、こうした「停滞期」に苦しんでいます。
特に、40代・50代の女性は、家族のために走り続け、ふと立ち止まったときに
「私はこれから、どう生きればいいの?」と自問されることが多いのです。
でも、その揺らぎの中でこそ、本当の自分に出会える瞬間があります。
そして、かがんだ分だけ、あなたのジャンプはきっと高く、遠くに飛べるはずです。
そんな時期を乗り越えるために、ぜひ紙にこう書いて貼ってみてください。
「縮こまっているときは、エネルギーを蓄えているとき!」
この言葉を目にするたびに、そっと深呼吸をして、ご自分に「大丈夫」と声をかけてあげてください。
そして、心の深いところから「うん」と返事ができたとき、あなたはきっと少しずつ、自分を取り戻していけるでしょう。