自己評価が低く、
自分に自信のない人は、
「こんな私でごめんなさい」
との思いが根底にあります。
なので、
人を誘うのも
「相手が迷惑に思うだろう」
と思い、
誘うのをやめてしまいます。
そして、
勇気を出して誘い、
幸運にも、
相手がその誘いに乗ってくれても、
「自分と一緒にいても、
つまらないのではないか」
と考え、
相手の気持ちを先まで汲み取り、
ちょっとした視線にも気を配り、
言葉の選択をするなど、
最大限の”おもてなし”をします。
疲労困憊します。
そして、
相手が
「楽しかった」
「また、食事しましょう」
という言葉にも、
「社交辞令ではないか?」
「この人は優しいから、
私の傷つけないために、
このような言葉を
かけくれるんだ」
と思い、
「あの言い方はよくなかった」
「どうして、(相手は)視線を
外らせたのだろう?
私の何かが気に障ったに違いない」
と考え続け、
「やっぱり、
自分はダメな人間だ」
との結論に達します。
(続く)