おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。
苦手意識がある分野や経験がないことをするときは、誰でも
「本当にできるだろうか?」
「そんな力があるんだろうか?」
と思います。
でも、劣等感が深く、
自分に自信がなくて過小評価している人は、
やる前から頭でグルグル考えて、
「できっこない」という結論に達してしまいます。
例えば、大勢の人の前でプレゼンをしなくちゃいけないことに
なったとします。
経験がなかったり、人前で話すことが苦手な人が「できないかも」と
思うのは自然なことです。
ですが、劣等感が強すぎる人は、大勢の人の前でプレゼンした経験があり、
うまくできたにも関わらず、「できない」と思うのです。
いろいろ理由がありますが、
・うまくいったことを記憶していない
(いつも「できなかった」ことに主軸を置いているので、忘れている)
・まぐれだろう、と思っている
(1回ならその可能性もありますが、何回うまくいったとしても、同じように思う)
・頭の中で絶えず「できない自分」を想像している
・何回かうまくいったら、次回も必ずうまくいかないといけないと
いうプレッシャーを感じて「できない」ことにしておこうと思う
とにかく、ありとあらゆる理由で頭で考え続けて、
「できない自分」を現実化しようとしてしまうのです。
(続く)