会話がかみ合わない 〜感情を否定することで起こる誤解〜(3)20180306

 

おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。

 

まずは、会話がかみ合わない 〜感情を否定することで起こる誤解〜(2)

をご覧ください。

 

 

Fさんは「質問に答えなくない」と思った瞬間、

ある感情が生まれました。

 

それは、

「自分ができないことを言うのは、恥ずかしい」

「仕事ができない人と思われるのはすごく嫌だ」

「会話がうまくいかなかった、あの時のことを思い出すのは気分が悪い」

などです。

 

 

これはFさんだけでなく、誰でも感じる感情で、

特別なものではありません。

 

しかし、その「感情」への対応は次の2つに分かれます。

 

1つ目は「感情に正直になる」です。

 

このタイプの人は、次のように答えるでしょう。

 

「え?会話がうまくいかなかった時ですか?
 言いたくないなあ。

 ちょっと恥ずかしんですけど。
 言わないといけませんか?
 

 そうですか、実は、、、」

 

 

つまり、「言いたくない」「恥ずかしい」という感情と会話が

一致しています。

 

このような場合、聞いている方も違和感はありません。

 

(続く)