おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。
引越しされたばかりのDさん(女性)。
理想の部屋に引っ越すことができて、とても満足されているとのことですが、
その顔色はすぐれずに、とても疲れた雰囲気でした。
細かくお聞きする中で、その理由が分かってきました。
それは、家の中にダンボール箱が積み上がっている状態だったのです。
荷物の散らかりは、その人の精神状態に大きな影響を与えます。
整った部屋と散らかった部屋に同じ時間滞在することを比べると、
散らかった部屋に滞在した方が、ストレス数値が高い、との実験結果が出ています。
このことを話すと、Dさんもとても納得された様子で、
「その通りです。家のダンボール箱を見ると、うんざりします」
とおっしゃいました。
本当はすぐにでも片付けたいけど、土日もイベントが目白押し、
そして、日常の疲れがたまってダンボール箱を開けるのが
億劫になっている状態でした。
ですが、部屋の整理は必須!
最優先事項です。
何個も積み上がったダンボールを、
一人ですべて片付けようとすると、気が遠くなります。
そこで、友達に手伝ってもらうことを提案しました。
(友人に頼むのが難しい場合は、業者に頼むのもいいでしょう)
最初は友人にこのようなことを依頼することに躊躇したようですが、
依頼すると友人は予想外に快諾。
1日でほぼ片付き、とてもすっきりした気持ちになったようです。
それまで、家に帰ったら段ボールを見てため息をついて、
疲れが増長したようでした。
今は、家に帰るとホッとして、大好きなイラストを描く活動への
アイディアや意欲が出てきているそうです。
環境は人の精神状態に大きな影響を与えます。
環境が整うと、気持ちや考えも整います。