子供への対応(12)〜進級、新学期(2)〜 20180414

 

心理カウンセラーの

八納慧果(やのうさとか)です。

 

まずは、

子供への対応(11)〜進級、新学期(1)〜

をご覧ください。

 

人は不安な時は、

いつも以上に

ネガティブな思考になってしまいます。

 

 

「クラスに仲のいい友達がいない」
「前の先生の方が優しかった」
「男の先生はヤダ!」
「前の先生とやり方が違うから、

どうやっていいのかわからない」

 

 

一度、この不安・不満のサイクルに入ると、

どんどん助長されます。

 

 

そして、こんな時、

親はこの不安のサイクルを止めようとして、

励ましの言葉をかけがちです。

 

「大丈夫よ」
「すぐに慣れるわ」
「泣いてないで元気出して!笑顔、笑顔」
「今回の先生も優しいわよ」
「男の先生でも大丈夫よ」

 

 

でも、励ましの言葉を

かけられればかけられるほど、

お子さんはますますネガティブになり、

泣いている場合は延々泣き続けるのです。

 

 

今までに、

落ち込んでいる時に励ましを受けて、

ますます落ち込んだ経験はありませんか?

 

 

このように、励まされると、

大抵、人は真逆の方向に進んでいきます。

 

 

では、お子さんがネガティブのサイクルに入り、

泣いてしまった時、

親はどうしたらいいのでしょうか?

 

 

できることはただ1つ、
そばで見守ることです。

 

(続く)