不得手なシチュエーションは、まずは練習から(1) 20180426

 

 

心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。

 

「一週間後に、苦手なママ友と会うことは分かっていたんです。
最近は会わないようにしていましたが、

今回はどうしても会わなければいけなくて」

 

 

人付き合いが得意でないFさん。

特にお子さんとのママ友の関係で悩まれていました。

 

「会う日が近づくにつれて、

嫌なことばかり思い出されるんです。

『前にこんなことがあった』

『あの時、こういう対応ができなかったから、

きっと怒っているに違いない』とか。

 

 

今、考えるとどうしてそう思うのかわからないのですが、

私の中では確信してるんですよね」

 

 

ママ友とは特殊な存在です。

主体はあくまでもお子さん。

お子さんの友達のお母さん。

お子さん同士は仲がよくでも、

そのママ同士は気が合うとは限らないのです。

 

 

学生時代の友人は気が合う人を選べるし、

職場は仕事をする場所なので、友人になる必要はありません。

気が合わない人なら、社交辞令的に会話を交わすだけでも

大丈夫な場合もあります。

(友達や職場の人間関係も大変さがあるのも十分承知してます)

 

 

でも、ママ友はそうはいかない。

特にお子さんが幼いときは、

お子さんが遊ぶ間、ずっと一緒にいないといけない。

 

 

バックボーンがわからない中で会話するのは結構大変です。

 

 

Fさんは特に気を遣う方。

 

 

「初対面に近い人に、何を質問したらいいんだろうか?

どこまでだったら、失礼にならないんだろう?」

 

 

こんな問いかけがぐるぐると頭を回って、

疲れ果ててしまったようでした。

 

(続く)