元教師の小ネタ集(4)〜校則の伝え方編(3) 20180521

 

心理カウンセラーの

八納慧果(やのうさとか)です。

 

まずは、

元教師の小ネタ集(4)〜校則の伝え方編(2)

をご覧ください。

 

ちょっと、

「校則の伝え方」からは
話がずれていますが、
私自身、勤務していた学校で
敬語、挨拶の仕方など、
生徒さんの言動から

学びました。

 

 

勤務して2日目、
中2の生徒さんが

質問に来ました。
昼休憩で、
私は隣りの同僚の先生と

話をしていました。

 

 

「お話し中、失礼いたします。
質問してもよろしいでしょうか?」

 

 

私はびっくり仰天しました。
そんなに丁寧な言葉で

話す中学生に
今まで出会ったことが

なかったからです。

 

 

他の場面では、
「先生、これ、教えて」
という生徒さんもいますが、
少なくとも、教務室では、
ほとんどの生徒さんは
このような敬語を話していました。

 

 

なんでもそうですが、
身につけるには、

「まず、形から」だと思うのです。

 

一旦、身についたものは、
そうそう忘れません。

 

そして、社会人になった時、
使う場面になれば、

自然に出てきます。

 

また、自分なりに

アレンジもできます。

 

 

これが、卒業生さんが言った、
「社会人になって、
校則が厳しくてよかったと思う」
ということではないか、

と思います。

 

 

「今、気づかなくてもいい。
大人になってから
気づく時に気づいたらいい」

 

卒業生さんの言葉から、

私はこの意識も持って、

校則を伝えていました。