心理カウンセラーの
八納慧果(やのうさとか)です。
人には、それぞれ独自の
「処世術」
(生きてゆく方法や巧みな世渡りの方法)
があります。
例えば、
子供の頃から、
頭がよく、
成績がよい。
でも、
それを見せびらかすと
いじわるされたり、
悪口を言われたりするので、
答えをわざと間違えたり、
できていないふりをしたり、
「運がよかった」
「まぐれだった」
などと、言ったりします。
このようにすることで、
人からの嫉妬を避けられたり、
いじわるされない、など、
自身の身を守ることができます。
このことに関しては、
いいも悪いもないのですが、
この処世術を使い続けることで、
「自分はもともと
こういう人間だった」
という考えになってしまいます。
(続く)