心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。
例えば、ママ友とのLINEのグループで、ある”嫌な”書き込みを見たとします。
見た瞬間は、「ちょっと嫌な気分だな」と思う程度だった。
けれど、冷静になって読み返すと、すごく傷つく内容だったことに気づく。
そして、その書き込みに対する怒りやその場で何も書き込めなかった自分の情けなさなどを感じて、
頭の中で繰り返し思い出してしまう。(反芻:はんすう)
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それを止める方法の1つに、「頭に浮かんだことを紙に書き出す」
という方法があります。
その嫌な出来事に対して、
・「ああすればよかった」という後悔
・「なんて自分ダメなんだ」という自分へのダメ出し
・「絶対に許さない」という相手へ怒り
など、頭の中に浮かぶ言葉や感情を紙に書きます。
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繰り返し思い出すこと(反芻)がなぜ、悪影響になるかというと、「その時感じた、怒りなどの感情」
を感じ続けるからです。
先のLINEグループの書き込みのことを思い出すたびに、「怒り」「悔しさ」「情けなさ」の感情がどんどん積み重なります。
そのため、最初に感じた感情が「1」だったとしても、思い出すたびに、「1」ずつ増えていくので、
「ちょっと嫌だな」が「すごい嫌」「許せないくらい嫌」まで跳ね上がってしまいます。
そして、脳は、「私は何度もこのLINEグループで嫌な発言をされた」という錯覚まで起こしてしまいます。
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「紙に書き出す」ワークは、思い出すたびに何度やってもいいです。
書き出した後に、その紙は、破り捨ててください。
ちょっと儀式的な行為ですが、破り捨てることは、消し去ることにつながるからです。
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感情を感じやすい人は、共感性が高く、とても優しいです。
ただ、反芻が強いと、感情に振り回されて、日常生活を送ることも辛くなります。
生きづらさを解消する方法をいくつも持ち、試し、ご自分に一番合った方法を探していくことをオススメします。
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八納慧果カウンセリングルーム
心理カウンセラー
八納慧果(やのうさとか)
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