「自分のできていること」を書き続けた後の、嬉しい変化

以前、ブログで「『できている自分』に気づく大切さ」でも書きましたが、自分に自信がなかったり、できていることよりもできていないことに目が行く人は、「できている!」と自分を認めることがなかなかできません。そこで、「できていることを羅列する、または、一日1つ見つけて書く」ことをお勧めしています。

これを始めた多くの方が、書き始めて2週間から1ヶ月くらい経つと、一様に”ある変化”に気付かれるのです。その変化とは、「1日中、できていることを探しているので、できていないことにフォーカスしなくなった」ということです。

 

ある方の例です。その方は、「明日から、毎日、ジョギングをしよう!」と決めました。一週間、ジョギングを続けましたが、8日目はできませんでした。以前は、こんな風に考えていたそうです。「ああ、私はなんて持続性がないのだ!決めたことができないなんて、なんて、ダメ人間なんだ」と、延々と自分バッシングをする、ひどいときは、何日もしていたそうです。当然、自分バッシングに疲れ果てて、ジョギングを再開する意欲は無くなっていた、、

それが、「できたこと」を1日に1つ見つけるようになってから、次のように変わったそうです。「今日はできなかったけど、私、7日も続けたんだ〜。よくがんばった!すごい。よし、心機一転、明日からまた、がんばろう」と。このような前向きな考えが、自分の中から浮かんできたことに、とても驚かれていました。「できていない自分」に注目していたときは、「7日間、頑張った自分」は全く無視でした。「ジョギングを7日間続けた事実がなかった」かのように、「できたこと」をなかったことにされていたのです。

 

「できていない自分」ばかりに焦点を当てていると、どんなに努力して頑張ったことでも、最終的な着地点が「できなかった」になるので、「だめな私」が積み重なります。すると、何かを始めよう、と思う意欲まで失せてきます。先程の方のように、実際は7日間はジョギングできているにもかかわらず、「何をやってもできない私」のレッテルを自分に貼ることになります。

 

「決めたことを毎日する」、それは理想ですが、人間、誰しもできない日もあります。その時に、「できない」ことよりも「できていたた事実」ことに目を向けたほうが、ずっと人生は楽しくて、楽です。その意味でも、「自分の中のできたこと探し」は、生きづらさを解消する効果的な方法です。