昨日、3〜4ヶ月に1度、ふと会いたくなる友人とランチをしました。普段はメールも電話もしないのに、「会いたいなあ」と思う時期が一緒で、どちらともなく誘い合う仲。会えば、シンクロばかりで、話が尽きないのです。その彼女と大学の話になりました。(彼女とは年齢は違いますが、中高大と同窓、学部も一緒です)
私は大学は不本意入学でした。センター試験に失敗して、2次試験で挽回できず、失意の中で入学しました。ただ、入学する頃には気持ちも整理できて、 大学生活4年間、満喫したし、生涯付き合っていくな、と思える友達にも恵まれ、楽しかった、よかった、と思いながら、
でもでも、最終学歴にずっとコンプレックスを感じていました。学歴なんか関係ない、と頭では分かってる。事実、今、 仲良くしてもらっている友人やすごく尊敬できる方達の学歴を聞いたことはない。「学歴とその人って全く関係ないと思いながら、自分に対しては「入試で失敗した」 ことを許せていなかったのです。
このことについてうすうすは気づいていましたが、こんなにも根深いものが自分の中に残っていることに驚きました。
でも、昨日、彼女と大学の教授やその教授の授業をしながら、いろいろ思い出しました。最新の考え方を英語の授業に取り入れていた教授。その大学に古くから受け継がれいる伝統の文法方法を解いている教授。ビデオを駆使して楽しい授業を提供してくれた教授。アメリカのアイドルの研究をしていて、それを教材にした教授。などなど「そうだった!すごい素敵な先生がいたんだった。 素敵な素敵な大学だったな」って。すっごい深いところで感じました。この大学の卒業生であることを誇りに思いました。
ふと、入試に落ちた日のことを思い出しました。家には祖母しかいなくて、祖母に「 落ちた」と言ったら、「神様がゆみちゃんに最高の道を用意してくれたのよ」と言われました。当時は「そう、、なの?そうなの、、、かなあ?そうなのかなあ、、、?そうだなあ、、、 いや、そうなのか?」と答えは出ませんでしたが、あれから何十年たち、今、やっと「本当にそうだなあ」と思います。18歳だった私に、やっと「受験勉強、本当にがんばったね。 お疲れ様」って言えました。ぎゅっといっぱいハグしました。
すっごい長い間あった、つっかえがほろって外れた気がします。私の劣等感の根っこが取れました。形を変えて、誇りとなって、土台になっています。