おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(やのうさとか)です。
まずは、会話がかみ合わない 〜感情を否定することで起こる誤解〜(2)
をご覧ください。
Fさんは「質問に答えなくない」と思った瞬間、
ある感情が生まれました。
それは、
「自分ができないことを言うのは、恥ずかしい」
「仕事ができない人と思われるのはすごく嫌だ」
「会話がうまくいかなかった、あの時のことを思い出すのは気分が悪い」
などです。
これはFさんだけでなく、誰でも感じる感情で、
特別なものではありません。
しかし、その「感情」への対応は次の2つに分かれます。
1つ目は「感情に正直になる」です。
このタイプの人は、次のように答えるでしょう。
「え?会話がうまくいかなかった時ですか?
言いたくないなあ。
ちょっと恥ずかしんですけど。
言わないといけませんか?
そうですか、実は、、、」
つまり、「言いたくない」「恥ずかしい」という感情と会話が
一致しています。
このような場合、聞いている方も違和感はありません。
(続く)