人間関係の極意「自分が変わると、、、」

「人間関係をよくしたい」と思い、相手への声かけなどの言動を変えても、相手は「変わらないかもしれない」。残念ながら、「絶対に変わる」という確証はありません、

 

おそらく、ここで疑問が出てくると思います。「自分が頑張っても、相手は100%変わるという確証はない。ということは、永遠に関係はよくならないの?やっても無駄なの?」関係を変えるには、今の状況へのご自身の捉え方を変える必要があります。言い方を変えると、別の角度から見るということです。

例えば、いつも怒ってばかりの奥さま。「もっと優しくなってほしい」と奥さまに期待している時は、ご自分は被害者です。この場合は、「怒る妻が悪い」「妻さえ、変わってくれれば、、、」という一方的な捉え方になっています。中には、この捉え方が正解の場合もあります。でも、「自分から、人間関係を改善したい」なら、別の捉え方にも目を向ける必要があります。

別の捉え方とは、「子育てが大変なのかな?」「仕事で嫌なことがあったんだろうか?」「家事と仕事の両立が大変なのかな?」など。このように、色々な角度から見ると、「奥さまが怒る」ことに対する捉え方が変わってきます。例えば、「最近、自分の仕事が忙しくて、妻に子供を任せっきりだったな」という別の角度から考えると、「妻は余裕がないんだ。自分であっても、人に優しくするのは難しいな」と別の捉え方ができ、「よし!今週の日曜日は、子供の面倒は俺がみよう。妻には自由な時間を過ごしてもらおう」との考えに至ります。すると、奥さまにかける言葉が変わります。もちろん、現実はさまざまな要素が絡み合っていることが多いので、このようにシンプルではないかもしれませんが、「新しい捉え方に目を向ける」だけで、今までとは違う、解決への道は開かれるのです。

人間関係の改善は、一方的な見方では起こりません。別の捉え方に目を向けることで、現状を変える現実的な行動が生まれます。