おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。
7歳の娘は昨年の12月からピアノを習い始めました。
家の練習では、私が付き添っています。
(私は一応、10年くらい習っていました。練習嫌いだった私ですが、
私が嫌だった練習法をすれば、上手くなると思っています。
「自分のことは棚に置いて」、いろいろ指摘しています^^はは)
新しい曲を練習するたびに、新しい技法を習得しなければなりません。
初めての曲を弾くのはとても難しい。
でも、その箇所をできるようになるまで、何度も何度もやる。
そうすると、指が覚えて弾けるようになる。
次に同じ曲調の曲に出会うと、「あ、あの曲と同じだね」と自然に弾けるようになる。
最初はできない箇所をできるようになるまで
何度も何度も弾くのが嫌だった娘ですが、
「できた!」と実感した瞬間があったようで、
「成功体験」の法則のもと、練習に励んでいます。
ただ、弾けない箇所は続くと、自信を喪失します。
それが何度も続くとかなりがっかりする時もあります。
そういうとき、娘はおもむろに、習い始めた初期の本を
持ち出して、弾き始めるのです。
正直、私はこの行為の意味が分からず、
「どうして、簡単な曲を弾くの?もう終わったのに」
と思っていました。
娘にとって、この行為は、
「娘の自信を取り戻す行為」
であることに気づきました。
何度も間違えると「私って、ちゃんと弾ける曲はあるのだろうか?」
と娘は思うはずです。
だから、初期の曲を弾く。上手に弾ける。
すると、
「私、ちゃんと弾ける。大丈夫だ。練習しよう」
とまた、本来の練習に戻る。
こんなこと、誰にも教わったわけではないのに、
自分の自信をちゃんと自分で取り戻す、セルフヒーリングの
ようなことをやっている姿に、心底驚いています。
娘は私にとって、師匠です。
年齢はずっと下ですが、精神年齢は私よりもずっと上です。
日々、思っているのですが、今回も実感しました。
(つづく)