子供への対応(1) 〜娘のピアノの練習法(1)〜 20171112

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おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。

 

 

7歳の娘は昨年の12月からピアノを習い始めました。

家の練習では、私が付き添っています。

(私は一応、10年くらい習っていました。練習嫌いだった私ですが、

私が嫌だった練習法をすれば、上手くなると思っています。

「自分のことは棚に置いて」、いろいろ指摘しています^^はは)

 

 

新しい曲を練習するたびに、新しい技法を習得しなければなりません。

初めての曲を弾くのはとても難しい。

でも、その箇所をできるようになるまで、何度も何度もやる。

そうすると、指が覚えて弾けるようになる。

次に同じ曲調の曲に出会うと、「あ、あの曲と同じだね」と自然に弾けるようになる。

 

 

最初はできない箇所をできるようになるまで

何度も何度も弾くのが嫌だった娘ですが、

「できた!」と実感した瞬間があったようで、

「成功体験」の法則のもと、練習に励んでいます。

 

 

 

ただ、弾けない箇所は続くと、自信を喪失します。

それが何度も続くとかなりがっかりする時もあります。

 

 

そういうとき、娘はおもむろに、習い始めた初期の本を

持ち出して、弾き始めるのです。

正直、私はこの行為の意味が分からず、

「どうして、簡単な曲を弾くの?もう終わったのに」

と思っていました。

 

 

 

娘にとって、この行為は、

 

「娘の自信を取り戻す行為」

 

であることに気づきました。

 

 

何度も間違えると「私って、ちゃんと弾ける曲はあるのだろうか?」

と娘は思うはずです。

だから、初期の曲を弾く。上手に弾ける。

すると、

「私、ちゃんと弾ける。大丈夫だ。練習しよう」

とまた、本来の練習に戻る。

 

 

こんなこと、誰にも教わったわけではないのに、

自分の自信をちゃんと自分で取り戻す、セルフヒーリングの

ようなことをやっている姿に、心底驚いています。

 

 

娘は私にとって、師匠です。

年齢はずっと下ですが、精神年齢は私よりもずっと上です。

日々、思っているのですが、今回も実感しました。

 

(つづく)