目からウロコの子供への対応(3)〜当たり前にできていることを褒める(1)〜20180102

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おはようございます。心理カウンセラーの八納慧果(さとか)です。

 

娘が通っていた幼稚園では、先生方は子供たちが「できたこと」にしか反応されませんでした。

 

例えば、参観日やイベントでは子供は興奮して、ちょっといつもよりは静かになりません。

 

普通なら先生は「静かにしなさい」とか「お口チャック」と注意されると思うのですが、娘の幼稚園では自然に段々静かになります。

「あれ?なんで静かになるんだろう?」

 

不思議に思って、ふと見た視線の先に、無言で手遊びをする先生が見えました。

 

歌は歌わずに手の動作だけです。

 

「手遊びをしましょう」の声かけもなく、先生は無言で始めるのですが、先生の近くに座っている子供が気づいて始めると、他の子供も始めて、気づくと全員が無言で手遊びをしているのです。

 

最後に「手はお膝」で終了の流れとなります。

ここで先生方は一言「静かに座れています。ありがとう」と言われます。

 

静かにできてないことには触れずに、静かにできたことをほめる。

 

当時の私は全くの真逆のことをしていました。

娘ができないことを注意して、できることは当たり前と思い、ほめるなんて考えも及びませんでした。

 

本当に驚きました。

(続く)