心理カウンセラーの
八納慧果(やのうさとか)です。
「計画しても、実行できない」
「いつも計画倒れに終わってしまう」
そのような場合、いくつかの解決方法が
ありますが、今回は「客観性」の視点
からお伝えします。
ーーー
ものごとを計画したり、実行する時、
一番大切なことは、「客観性」を
持つことができるか、です。
例えば、
「フェイスブックライブを開催する」
ことについて、テーマや日時など決め
ようとします。
頭の中だけ考えた場合はどうなるか?
頭の中の思考は、感情が伴った想像力が
加わるので、客観性に欠けます。さらに、
自分の「思い込み」も加わります。
仮に、「できるはずがない」という思い
込みが強い人がいるとすると、計画を立て
ているはずが、いつの間にか、
・このテーマに人は興味を持つはずがない
・きっと誰も聞いてくれないだろう
・計画自体、するんじゃなかった
に変わっていき、結局、
「フェイスブックライブは止めよう」
との結論に達してしまいます。
ーーー
その意味で、「客観性」を持つことは
とても大切です。
一番簡単なのは、「紙に書く」です。
ただ、先のように、「私にはできない」
という思い込みが強い場合には、自分で
「客観性」を持ち続けることが難しい
かもしれません。
なので、オススメは、
「信頼できる人(あなたの活動や考え方
に賛同してくれる家族、友人、仲間など)
にシェアして、その音声を録音し、後で
聞き直す」
そして、できれば、
「この録音したものを文字に起こす」
です。
録音を聞くことは、耳から、
書き起こすことは、目から、
共に、自分の考えに「客観性」を持た
せることができます。
ーーー
自分では、話している最中は「まとまって
いない」「何を話しているんだろう?」と
思うこともあるでしょう。
そして、後から録音を聞いてみると、確か
に、スラスラ言葉が出ない、何度も言い換
えている。ですが、話し続けていると、
ふっと最適な言葉が頭に浮かぶことも
あります。
人は、自分が話したことは、意外と覚えて
いないものです。録音すると、
「私ってこんなこと言ってるんだ」
「この表現、我ながらうまいなあ」
と、新たな発見をすることもあります。
ーーー
シェアする相手にお願いすることは1つ。
先にあげた例で言うと、「できない」と
思い込みを持っている人は、話している
間にどうしても、「できない」ことを
話す出す可能性があります。
その時は、「できる方向で考えよう」
など、方向修正してほしい、ということを
初めに伝えておきます。
こうすることで、自分の「思い込み」に
引っ張られずに、話を進めることができ
ます。
ーーー
人は、話をすることで、自分の考えを整理
することができます。
話す相手は選ぶ必要はありますが、頭の中
で思考がグルグルしがちな人は、アウト
プットすることをオススメします。